高齢者はインフルエンザに注意!

インフルエンザに必要ない解熱剤で状況悪化もありえる

 インフルエンザに感染すると、あっという間に高熱が出ます。38.5度を超えるのが普通で、40度以上になることも珍しくありません。これは極めて自然なことです。免疫システムは、温度が上がるほど活発に働きますので、インフルエンザウィルスを攻撃し、効果的に駆逐するため、あえて体温を上げているわけです。高熱が出るのは、免疫システムがうまく働いている証です。インフルエンザウィルスのような強毒性のウィルスに感染したのですから、ウィルスの増殖を妨げ、死滅させるには、むしろ高熱を出す必要があります。その時に解熱剤を使用し、自然の摂理に反して熱を下げようとすることは必要ないどころか、むしろ危険です。解熱剤の使用によって、かえって悪化するような状況になりかねません。
 インフルエンザは本来、1週間もすれば完治する風邪です。しかし、その他の風邪より高熱が出るため、あわてて解熱剤を使用するケースが見られます。この対応が、インフルエンザで重篤な合併症が起きる要因にもなっています。免疫システムがフル稼働し、ウィルスを駆除する態勢に入ろうとしているときに、薬剤の力で不自然に体温を下げるという対処は、非常に危険です。体に負担がかかりますし、免疫システムを混乱させ、その間にウィルスは増殖し放題となります。
 普段から免疫力を高めておき、普通の体力があるなら、感染しても薬に頼る必要はありません。新型でもない限り、自己免疫力で、インフルエンザウィルスには十分対処できます。高熱を出して免疫細胞の活性化を図り、ウィルスを一斉攻撃しているわけですから、高熱が出ている間は安静にして寝ているのが一番です。解熱剤を使うことはもっての他です。